0宣言の家を認めた
研究者たちの紹介

とまこまい脳神経外科、岩見沢脳神経外科、大川原脳神経外科病院、町立別海病院 小児脳神経外科部長/小児リハビリテーション科部長

高橋 義男 医師 脳神経外科医

1949年北海道札幌市生まれ。札幌医科大学卒業後、中村記念病院(札幌市)に勤務。その後、札幌医科大学脳神経外科学講座、北海道立小児総合保健センター(小樽市)勤務などを経て、子どもを救うには急性期の外科的治療だけではなく、地域における社会適応能力の獲得が重要と、2005年中央集約的治療よりも地域展開型医療・療育に重心を移し、とまこまい脳神経外科・岩見沢脳神経外科・大川原脳神経外科病院(室蘭市)、別海町立病院に小児脳神経外科部長として就任した。また、子ども達と親の全道展開として障がい児の支援団体「にわとりクラブ」(全道)「ほっかいどうタンポポ」(全道)「にわとりファミリー」(苫小牧市)「にわとりファミーユ」(遠軽町)「にわとりブラザーズ」(江別市)などの理事長も務めている。自身がモデルとなった漫画『義男の空』(エアーダイブ)は全12巻発売中。

北海道苫小牧市光洋町1丁目12番20号 TEL: 0144-75-5111
とまこまい脳神経外科  こちらから

・岩見沢脳神経外科 こちらから
・大川原脳神経外科病院 こちらから
・町立別海病院 こちらから

・NPO法人「にわとりクラブ」こちらから
・NPO法人「ほっかいどうタンポポ」こちらから
・NPO法人「にわとりファミリー」こちらから

小児の脳神経外科をやって38年になります。私のところにやってくる子どもたちは、多くが「手の施しようがない」とほかの医師なら無理、治療適応外とあきらめる重症の子がほとんどでした。何らかの方法は必ずある「不可能を可能に」と新たな外科手術などの治療に挑戦し、助かる命が増えました。しかし、そのままでは“生きているだけ”で終わってしまいます。私は、子どもたちが社会の中に位置づいてはじめて治療が終わると考えています。「相手の思いがわかること」、「自分の意思を表すこと」、「自分で考え、理解し、自らの経験、体験を重視する」のです。判断し、推測し、行動する“社会適応能力”が獲得出来れば、社会の一員として認められ、社会貢献ができます。そのことを学ぶために、重度の障害があっても絵を描いたり、水泳や乗馬、あるいはスキーをさせ、身体を動かしながら、あいさつや時間の観念、忍耐、積極性、チャレンジといったことなどを教えています。「みんな同じ人間だべや」の考えのもとみんなと同じように考え、体験、経験を主に、生きぬく力を獲得します。「体育館型能動的展開」と名付けています。
不可能を可能にするためには本人の努力やストレス対応能力の獲得も不可欠ですが、家族や周囲の人との信頼関係も重要です。つまり、「“心”と“体”がリラックスできる環境にいること」つまり、“住環境”が成長するうえで鍵になるのです。自然素材を使った「木の家」は、家に入った瞬間から「気持ちいい」と感じるでしょう?そういうリラックスした感覚が大切なんですね。目には見えなくても、「空気が違う」「木のいいにおいしかしない」といったリラクゼーション効果が、ストレス緩和に繋がります。あるご家族が脳障害のある娘さんと『0宣言の家』に引っ越した後、大きな発作が一度も起きず、表情が穏やかになって家族旅行にも出かけられるようになったという事例もあります。私も訪問して、娘さんの成長ぶりや、ご家族の幸せな様子を見せてもらいましたが、環境が変わって、安心して眠れるようになると、基本的にストレスが減り、能力が伸び、けいれんは起きにくくなるのですね。リラックスできる生活空間の中で、その人が持っている能力を存分に伸ばしてあげればいいのです。どんなに重症であっても、努力して少しずつ課題を乗り越えていくことで、「やればできる」という自己肯定ができるようになり、必ず社会貢献できる日が来ます。それは私の経験から明らかです。「生きる」ではなく「生きぬく力」がついてくる。

★お知らせ
髙橋先生が「0宣言の家」に暮らすご一家を訪問したレポートを、雑誌「医師が薦める本物の健康住宅」2023年冬春号に掲載中!
ご希望の方には無料でプレゼントいたします。詳しくはホームページの「お問い合わせフォーム」から資料請求でお申込下さい。

< 一覧へ

back to top
資料請求・お問い合わせ
医師が薦める本物の健康住宅 | ゼロ宣言の家
TEL: 0120-201-239