0宣言の家を認めた
研究者たちの紹介

医療法人山桃会 Y・H・C矢山クリニック 理事長/バイオレゾナンス医学会 理事長

矢山 利彦 医師 外科医

1980年、九州大学医学部卒業。同大学院博士課程で免疫学を専攻。2001年、矢山クリニックを開院。経絡エネルギー測定器ゼロサーチを開発し、西洋医学、東洋医学、歯科医科統合、自然療法を気の観点から融合した医療を実践。ガン、リウマチ、アトピー、喘息などの難病に高い治療効果をあげている。著書に『気の人間学』『あいうえお言霊修行』他多数。
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病気の原因は「金属」「化学物質(食品、柔軟剤、家の建材など)」「潜在感染(ウイルス、カビなど)」「電磁波」「精神的ストレス」の5つだと考えています。例えば新型コロナウイルスは、鼻・口から弱毒菌(ウイルス)が入ることが大きな原因ですが、すべての人が感染するのかといえば、そうではありません。喉や鼻に違和感があった早い段階で対処できれば感染せずに済みます。私の提唱する「イソジンマスク」もおすすめです。

病原体から体を守るために大切な「免疫」ですが、室内の空気中に漂うダニやカビ、ホコリなどの不潔な病原体が、この「免疫」を常に働かせ続けています。これらは言わば「雑魚キャラ」ですが、いくら排除しても鼻・口から大量に入ってくると徐々に体内に溜まり、いざコロナウイルスのような「強いボスキャラ」がやってきた時に防御できない事態になってしまいます。「アトピーがなかなか治らない」というのも、実は、ダニ、ホコリが原因です。

これらを体に入れないようにするには、住まいの環境がとても大切です。家のホコリ1グラムの中にはダニが1000匹、カビが13万個も含まれているといわれます。食品添加物や皮膚に炎症を起こしやすい柔軟剤は買うのをやめれば済みますが、空気は吸わないわけにいきません。それから壁紙や建材、家具の接着剤などに使われている化学物質も、アトピー性皮膚炎やシックハウス症候群(頭痛、不眠、目やのどの痛みなど)の原因になるため、化学物質を排除し、可能な限り自然素材を使った環境を整えることが大切です。

住医学研究会が推奨する『0宣言の家』は断熱性能に優れ、カビが発生せず、ダニが発生しにくい健康住宅に住むことで、アレルギー症状が緩和するというデータもあります。一日の大半を過ごす「家」の環境を整えることが、家族の健康を守ることにつながるのは間違いありません。私のクリニックも「患者さんの体が少しでも楽になるように」との思いで、住医学研究会が認める環境づくりを意識した建物です。コンセプトは「治療装置としての建物」。こだわりの無垢材を使い、「気」が流れるような設計を採用しました。患者さんから「待合室で過ごしているだけで体が楽になった」という声も寄せられています。

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