「0宣言の家は
住む人を健康にする」

協働研究調査結果

「0宣言の家」は、
住宅環境性能得点が高く優秀!

すべての項目で全国調査結果や
大手住宅メーカーよりも
高い得点を打ち出しています。

※最高は3.0点で高性能である

CASBEEすまいの健康チェックリスト

CASBEE(建築環境総合性能評価システム)は、建築物の環境性能を評価し、格付けする手法。省エネルギーや環境負荷の少ない資機材の使用といった環境面はもとより、室内の快適性や景観への配慮なども含めた建物の品質を総合的に評価するシステムです。 参照 : 一般社団法人日本サステナブル建築協会ホームページ

重要な点は、「0宣言の家」をつくる工務店におけるCASBEEの総合得点に都道府県格差がほとんどなく、その質の高さは、1日を通じて室内温度の変動が少ないことからも明らかです。室内の温度格差が年間を通じてほとんどない家を全国どこでも提供できているというのは驚きです。


暖かい住宅は健康寿命を促進!

「暖かい住宅に住み替えると、心筋梗塞や脳卒中といった循環器疾患を予防することが可能」
「0宣言の家」は、断熱材による調湿効果で体感温度が一定に保たれ、
夏は涼しく冬は暖かく通年快適に過ごせるとされ、
協働研究の結果がここに裏付けられる。

「0宣言の家」居住者の世代別、性別にみた健康状態
(全国比較)

「0宣言の家」は、
部屋間の温度・湿度の
格差がほとんどなく、体に優しい

「0宣言の家」は、
外気の変化に関係なく、
一日の室内温度の変動が少ない


「自分は健康」と感じている人は
健康長寿であることが実証

0宣言の家が全国に増えれば、健康長寿をもたらし、医療費や介護費に歯止めがかけられます。
私たちはそろそろ、雨風をしのぐ家から、健康をつくる家という考え方に改める必要があります。

家族みんなが夢を持って生き生きと前向きに生きる、
そのための基盤が「0宣言の家」と言えるでしょう。

住医学研究会は、「社会経済要因と屋内環境・地域環境が生活習慣と
健康三要素(身体的、精神的、社会的)を規定し、
健康長寿をもたらす」という研究成果を踏まえ、
「健康的な住まいによって健康長寿は延伸される」という仮説を今後の追跡調査で明らかにします。
「0宣言の家」の健康長寿効果を科学的に明確にし、
その科学的データ(エビデンス)をもって健康な住まいをさらに追求し、
一人でも多くの皆様の健康を支援することを約束します。

住まいと健康・家族に関する協働研究調査、研究者紹介

全ての調査は、住医学研究会、首都大学東京名誉教授・放送大学・星旦二客員教授
慶應義塾大学・伊香賀俊治教授との協働研究調査に基づくものです。
2014年11月より開始した一次調査・二次調査のうち、2015年7月までに分析できた711人の分析結果の概要です。

首都大学東京名誉教授、放送大学客員教授

星 旦二 教授

1950年、福島県生まれ。首都大学東京(旧東京都立大学)名誉教授。
福島県立医科大学を卒業し、東京大学で医学博士に。
東京都衛生局、厚生省国立公衆衛生院、厚生省大臣官房医系技官併任を経て現職。
英国ロンドン大学大学院5ヵ月間留学。公衆衛生のエキスパートとして、全国地方自治体などと共同し、寿命とさまざまなファクターとの関連を大規模調査するなど「健康長寿」に関する研究と主張を続ける。
著書に『これからの保健医療福祉行政論』(日本看護協会)、『ピンピンコロリの法則』(ワニブックスPLUS新書)など。


慶應義塾大学 理工学部 システムデザイン工学科、大学院理工学研究科 開放環境科学専攻
空間・環境デザイン工学専修教授

伊香賀 俊治 教授

1959年東京都生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業、同大学院修了。
その後、東京大学で博士(工学)を取得。(株)日建設計 環境計画室長、東京大学助教授などを経て、2006年より現職。専門は建築・都市環境工学。主な研究課題は、健康長寿を実現する住まいとコミュニティの創造(社会実証研究)、低炭素性・健康維持増進性・知的生産性・震災時の生活業務継続性のコベネフィットに関する研究など。著書に『CASBEE入門』『建築と知的生産性』『健康維持増進住宅のすすめ』『熱中症』『LCCM住宅の設計手法』『最高の環境建築をつくる方法』など。


「0宣言の家」Before After|住む前と住んだ後で何がどのように変化するか!?

首都大学東京名誉教授
放送大学客員教授 星 旦二 教授

住医学研究会 事務局長 日下部 隆久

協働研究者対談
【本物の健康住宅とはどういう家なのか】

日下部私は、日本全国でセミナーを開講し、たくさんの方々の前で講演をしてきましたが、その中で健康住宅のあり方というものが非常に鮮明になってきていると感じています。さらに研究を重ねられている星先生は、健康住宅のあり方をどのようにお考えですか?

 星 健康住宅について理解していただくために、まずは“健康と現代日本の医療について”少しだけお話しします。現在の医療は、その多くが「発症した症状を治す、あるいは緩和すること」を目的としています。しかし、私の考え方は「人は健康になるように暮らせば病気にならない」という極めて当たり前のことです。そして、このような根源的な予防対策を「ゼロ次予防」と言っています。健康的な日常生活を送る「1次予防」、健診などで早期発見・早期治療を行う「2次予防」、リハビリや重症化を予防する「3次予防」といった概念はすでに存在していますが、結局のところ医療に依存し、はしご受診で薬づけにされています。私の考える健康住宅は、この「ゼロ次予防」を追求し「健康になるように暮らせる環境」を住む人が享受できる住宅のことです。

日下部おっしゃる通りです。お恥ずかしい話ですが、実は私も家づくりに関しては苦い経験があります。幼少時に家のリフォームで使われた工業化建材に起因したと考えられる重度のアトピー性皮膚炎に悩まされていました。建材はもちろん、断熱性能をはじめ、「住むことで健康になる家」とはほど遠い家だと実感しています。そのせいもあってか、星先生に実施して頂いた「0宣言の家」の健康調査結果は、非常に興味深いものでした。改めて「0宣言の家」が素晴らしい環境を創造していることがわかりました。

 星 そうですか。日下部さんも家づくりでは失敗をしていたのですね。ご承知の通り、私自身も、もともとは健康住宅とは言いがたい大手ハウスメーカーの家に住んでいました。 私が「0宣言の家」を知るきっかけになったことでもありますが、住環境がもたらす健康への影響や温度格差のない環境がいかに身体にとって良い環境のなのかを身を持って実感しました。

日下部以前「医師が薦める本物の健康住宅」でもインタビューをさせていただきましたが、星先生は以前の家から「0宣言の家」仕様にリフォームすることで、奥さまの血圧が改善され、室内の温度が改善したと仰っていましたよね。

 星 その通りです。もう12年以上前の話になりますが、当時、私は知識不足もあり、家づくりは大手ハウスメーカーに任せることで安心していました。しかし、住んでみると雨漏りに結露、ダニやカビに悩まされ、無垢材だと思っていたフローリングが合板だったなど、思い描いていた理想のマイホームとはかけ離れていました。しかし、2年前「0宣言の家」仕様に断熱リフォームし、大きな変化を実感しています。私の体調の改善はもちろんのこと、妻の血圧が安定し、また冬の室温も6度から13度まで改善するなど満足しています。

日下部巷の多くの住宅メーカーが表向き「健康住宅」「自然素材の家」と謳っていますが、実際には自然素材が少々使われている程度だったりします。新建材と呼ばれ揮発性有機化合物を含んだ工業化製品や、接着剤、室内の温度格差によるヒートショックや高血圧症の原因となったり、結露発生が起因のカビやダニの繁殖によるいわゆるハウスダストでアレルギー疾患などを引き起こしているのです。

 星 本来なら身体を癒し、気力体力を養い、家族と団欒を育む場所であるはずの住宅が病気を生み出す、これはあってはならないです。

日下部新建材を一切使わず、100%自然素材でつくり、断熱効果が高い本物の健康住宅なら、家中きれいな空気になり、また温湿度が安定し、その結果、自然治癒力が高まります。住むことで健康になる、それが『0宣言の家』なのです。

 星 先ほど、日下部さんが仰っていた断熱性能だけを取り上げてみても、急激な温度変化に伴う血圧の変動が心筋梗塞や脳卒中などを引き起こすヒートショックが原因で、年間約17,000人もの人が自宅で亡くなっています(東京都健康長寿医療センター推計)。それにも関わらず、住宅の断熱性能にメスを入れなければならないことに気付いている人はごくわずか。改善のために行動している人はさらに少ないということになります。こういった正しい情報提供が消費者には必要なのです。
残念ながら、今の社会において消費者が自ら住環境と健康を結び付けて考えるには情報が不足しています。

日下部当研究会が主催している“家づくりセミナー”や「住まいと健康」をテーマにしたフォーラム、イベントには、年間約15,000人の方がご参加されています。「本当に良い家を持ちたい」と考えている人に正しい情報を伝えるべきで、そこには一つも嘘があってはなりません。星先生をはじめ、全国の賛同医師の方々の協力には、いつも感謝しております。

 星 正直なところ、「0宣言の家」は調査するほどに驚くようなデータが取れるので、研究している側も興味はつきません。
住宅環境と病気の調査として、一般住宅から暖かい家(※)に転居した全国1万人を対象に糖尿病、心疾患と言った疾病が劇的に改善されていることが明らかになりました。
さらに、日下部さんたちがつくる「0宣言の家」は、転居前に比べてアレルギー発症率が4分の1と極めて少なく、高血圧者の割合も前項平均に比べ低く、平均して12歳~14歳若いというデータが出ています。
※暖かい家…次世代省エネ基準(平成11年基準)を満たす家これも非常に興味深い結果でした。

【ローテクへのこだわり】

日下部私たちが「0宣言の家」の建築でこだわっている部分の一つがそこにあります。常に快適で健康な室内環境をキープし、なおかつ耐久性の高い家をつくるために、できるだけ機械設備に頼らずローテクでやろうというのも、私たちのこだわりの一つです。

 星 なるほど。今思うと、リフォーム前の住宅メーカーで建てた家は改修時期も早くて、メンテナンス費用の負担も大変でした。

日下部一般的な大手住宅メーカーが新築をリフォームするまでの期間は平均7年と言われています。

 星 あまりにも早い。欧米では、地元の大工さんが地元の木材を使い、100年もつ家を建てます。彼らにとって家は、「資産」であり「文化」なのです。一方、日本では約25年でスクラップ&ビルドを繰り返す「産業」としてとらえられています。世界に目を向けると、日本の住宅や医療の「当たり前」に驚かされることが多い。

日下部今の日本の住宅は、機械設備による様々なシステムありきで考えられていますが、そうして作られた空気が本当に健康的だと言えますか?システムが故障すれば、一瞬にして健康に害をもたらす危険性もあります。これを本当に健康住宅と呼んでいいのか非常に違和感を覚えるのです。

 星 実際、機械換気に頼らなくても健康で快適な環境をつくることは十分可能でしょう。0宣言の家では、一年を通して湿度40%~70%・温度は18℃~28℃を保ち、部屋間の温度差がほとんど無いという調査結果が出ています。

日下部断熱も省エネも住宅のスペック自体はZEHを軽くしのぐものにもなっています、とはいえ、それを声高にうたうつもりはありません。あくまでも家は人が快適に暮らすための「巣」であり、最終的には住む人を健康にするものです。性能の高さや素材の良さはそのための手段でしかありません。

 星 なるほど。その方がランニングコスト面でも、住む人を助けてくれています。それに、不必要なハイテクを省いていくことは、将来的な機械のメンテナンスコストも削減できるということですね。さらに健康面も助けてくれるということは、潜在的な医療費の削減にもつながる。

日下部まさにその通りです。「0宣言の家」は、通常は目に見えない部分である屋根の下地などにも本物の自然素材を使用しています。しかし、世間では見える部分だけに自然素材を使用した“売らんが為”の健康住宅が蔓延しています。本当に人が健康になる家は、家自体も健康で長寿命になり、ランニング・メンテナンスのどちらのコストも抑えることができるのです。そして、あらかじめ予測することが非常に難しい医療費を抑制できることは、言い換えれば健康住宅であることの証明でもあるのかもしれません。

【仲間を増やし健康住宅の
リーディングカンパニーに】

日下部「0宣言の家」という形にたどり着いてから、星先生や多くの医師の方々のご協力もいただき、住宅性能の高さはもとより住む人が健康になることを立証するエビデンス(科学的根拠)を取得・明示してきました。そうした地道な草の根運動をし続けてきたことによって、日々、住宅の環境に悩むエンドユーザー(生活者)からの相談が後を絶ちません。また、全国の医師から住環境を原因とした健康問題を抱える患者を紹介されることも年々増えてきています。こうした生活者と医師と直接結びついて活動しているのも、住医学研究会の組織の大きな特徴だと思っています。私たちの家づくりが、真摯に患者に向き合う医師たちをサポートできれば嬉しいですし、なにより健康問題に悩む人たちを一人でも救うことができるのですから。

 星 悩む人を救うための手段を持っているというのは非常に心強いものですね。数年前から私も全国で講演をしていますが、住環境を起因とする健康問題を抱えている人は非常に多いと感じています。そして、おそらくその多くの人たちは抱えている悩みを解決するために何をしたらいいのか、何が近道なのかが見つかっておらず、その糸口さえも掴めない状態のまま右住左住してしまっているのでしょう。日下部さんには、これまで以上にそんな方々を本物の健康住宅である「0宣言の家」に導く活動をしていただきたいと思います。

日下部ありがとうございます。全国に1社でも多く、我々の理念に共鳴し、「0宣言の家」や健康・断熱リフォームに共に取り組んでくれる仲間(工務店)を増やすことに力を注ごうと考えています。私たちがこれまで培ってきたノウハウや、真の健康住宅を造るための厳選した素材、各種のエビデンスを活用して各地域で「健康住宅のリーディングカンパニー」になってほしい。

 星 素晴らしいですね。名ばかりの健康住宅ではそれも難しいことですが、本物の健康住宅である「0宣言の家」ですから、健康住宅を牽引する存在になれると思います。そのためにも、更なる詳細な調査や研究を続けさせていただきますから、発信者としてたくさんの方に繋げてください。

日下部つくり手(工務店)にとって、私たちの家づくりの最大のメリットは、施主に一つも嘘をつかなくていいことです。それは、住まい手(施主)にとっても最大のメリットと言えることでしょう。誇りを持って、施主とその家族が幸せになることを考えて仕事ができます。2020年(省エネ基準適合義務化)以降の住宅市場では、性能で自社の住宅を差別化することが難しくなります。行政の基準や市場の動向に踊らされない場所で誇りを持って本物の家づくりを続けていきたいですね。

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